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クレジットカードの家計管理|使いすぎを防ぐ7つのシンプルルール

クレジットカードは便利ですが、「今月いくら使ったのかわからない」となりやすい支払い方法でもあります。

特にややこしいのが、買い物をした日と実際に銀行口座からお金が減る日が違うことです。

だからといって、現金払いへ戻す必要はありません。

カードを使った時点で「もう使ったお金」と考え、利用額を確認する仕組みを作れば家計はかなり管理しやすくなります。

この記事では、クレジットカードで家計管理する方法から、使いすぎを防ぐ7つのルール、家計簿への記録方法まで紹介します。

カードは家計管理しにくい?

クレジットカードは後払いなので、現金とはお金が減るタイミングが違います。

今日1万円の買い物をしても、銀行口座の残高はその場では減りません。

そのため、「まだ口座に30万円ある」と思って使っているうちに、来月のカード請求が10万円、15万円と膨らむことがあります。

一方、カードには利用履歴が残るというメリットもあります。

使い方さえ決めれば、現金より家計を把握しやすい場合もあります。

使った実感が遅れやすい

現金で1万円払えば、財布から1万円がなくなります。

かなりわかりやすいですよね。

クレジットカードの場合は、カードを渡したりスマートフォンをかざしたりするだけで支払いが終わります。

口座残高もその場では変わらないため、「お金を使った感覚」が薄くなりやすい人もいます。

問題はカードそのものではなく、支出を把握しないまま使い続けることです。

利用日と引落日が違う

カード管理がややこしくなる最大の理由が、この時間差です。

例えば9月10日に洋服を1万円分購入して、口座から引き落とされるのが10月27日だったとします。

買い物をしたのは9月ですが、実際に現金が減るのは10月です。

ここを整理せず、9月には何も記録せず10月の引落時だけ支出にすると、「何月に何を買ったのか」が見えにくくなります。

複数カードでさらに見えにくくなる

クレジットカードを複数枚使っていると、管理はさらに複雑になります。

Aカードでスーパー、Bカードでネット通販、Cカードでスマホ料金。

それぞれ締め日も引落日も違えば、「今月全部でいくら使った?」を確認するだけでも手間がかかります。

ポイント目的でカードを増やした結果、家計の数字が迷子になることもあります。

カード管理の基本

クレジットカードで家計を管理するなら、最初に覚えておきたい基本があります。

それは、引落日ではなく利用日を基準に支出を考えることです。

使った日に支出と考える

9月10日にスーパーで5,000円使ったなら、9月の食費5,000円です。

実際の引き落としが10月でも11月でも、買い物をした時点でそのお金は使ったものとして考えます。

この方法なら、現金で払った食費とカードで払った食費を同じ月の支出として比較できます。

引落日は支出を二重計上しない

カードを使った日に5,000円を食費として記録し、引落日にさらに5,000円を支出として記録すると、同じ買い物を2回計上することになります。

家計簿へ利用日に記録するなら、引落日は「すでに使ったお金が銀行から移動した日」と考えます。

家計簿アプリを使っている場合も、カード利用と口座引落が二重計上されていないか確認しておきましょう。

口座残高だけで判断しない

カード払いが多い人は、銀行口座の残高だけを見て「お金がある」と判断しないことが重要です。

口座に30万円あっても、来月15万円のカード引落が予定されているなら、自由に使える30万円ではありません。

カードの未払い利用額も含めて確認しましょう。

使いすぎを防ぐ7つのルール

カードを使いすぎないために、買い物のたびに強い意志で我慢する必要はありません。

使い方のルールを少なく決めておくほうが管理はラクです。

1.メインカードを1枚決める

まずおすすめなのが、普段使うカードをある程度絞ることです。

カードが1枚なら、今月の利用額も一つのアプリや会員ページを見るだけで確認できます。

複数枚を持ってはいけないという意味ではありません。

海外旅行用、特定のお店用、予備カードなどを持っていても構いません。

ただ、日常的な買い物ではメインカードを決めると管理しやすくなります。

メインで使うカードそのものを見直したい場合は、メイン使いにおすすめのクレジットカードも参考にしてみてください。

2.月の利用上限を決める

カード会社が設定している利用限度額と、自分が毎月使っていい金額は別です。

限度額が100万円あるからといって、毎月100万円使っていいわけではありません。

例えば、食費、日用品、外食、ネット通販などカード払いする支出の予算が合計10万円なら、自分の中で「月10万円まで」と決めます。

カード会社の限度額ではなく、家計の予算を上限にしましょう。

3.週に一度だけ利用額を見る

毎日明細を確認する必要はありません。

例えば毎週日曜日にカードアプリを開き、今月の利用額を見るだけでも十分です。

月10万円の予算に対して、月の半分ですでに8万円使っていれば、少しペースが速いと気づけます。

引落日直前に初めて確認するより、月の途中で気づけることが重要です。

4.カードを使う項目を決める

カード払いする支出をある程度決めておく方法もあります。

例えば、次のようなルールです。

  • スーパーと日用品はカード
  • 固定費もカード
  • 自由費は別の決済方法

反対に、すべてカードへまとめても構いません。

大切なのは、「このカードの請求には何が入っているのか」が自分でわかることです。

5.通知をオンにする

カード会社によっては、利用するとアプリやメールなどで通知を受け取れる機能があります。

通知があれば、「今日いくら使ったか」をその場で確認できます。

身に覚えのない利用にも早く気づきやすくなります。

通知機能の有無や設定方法はカード会社によって異なるため、自分が利用しているカードのアプリや公式サイトを確認してください。

6.分割・リボ払いを安易に使わない

毎月の支払額を小さく見せるために、分割払いやリボ払いを多用すると家計全体の支払残高が見えにくくなります。

特にリボ払いでは、利用残高に応じて手数料が発生し、利用を続けることで支払いが長期化する場合があります。

国民生活センターも、リボ専用カードや自動リボ設定では、店頭で一括払いと伝えてもリボ払いになる場合があるとして、利用明細や設定の確認を呼びかけています。

詳しくは、国民生活センター「利用明細は必ず確認!意図せぬリボ払いに注意」も確認してみてください。

7.ポイントのために買わない

クレジットカードの魅力のひとつがポイント還元です。

普段必要な買い物でポイントが貯まるのはうれしいですよね。

ただ、「あと3,000円使えばキャンペーン条件達成」「ポイント5倍だから何か買おう」となると順番が逆です。

10%還元でも、不要な1万円を使えば9,000円は財布から出ていきます。

必要な買い物をした結果としてポイントが貯まる。

この順番を崩さないようにしましょう。

家計簿にはどう記録する?

カード払いを家計簿へ記録するときは、難しい方法にする必要はありません。

基本は「購入日・金額・何に使ったか」の3つがわかれば十分です。

利用日に項目へ入れる

スーパーで3,000円使ったなら食費。

ドラッグストアで洗剤を2,000円買ったなら日用品費。

洋服を8,000円買ったなら衣服費。

カード払いか現金払いかではなく、何のために使ったかで分類します。

「クレジットカード代」という項目へ全部まとめると、何に使ったのかわからなくなるため注意しましょう。

カード会社の締め日は気にしすぎない

カードには「毎月15日締め」「月末締め」など、それぞれ締め日があります。

しかし、家計簿までカード会社の締め日に合わせる必要はありません。

複数カードを使えば締め日もバラバラになります。

家計簿は自分が決めた期間で管理し、カードは利用日で記録するほうがわかりやすくなります。

未確定明細もざっくり確認する

カードを利用してから正式な明細へ反映されるまで、少し時間がかかる場合があります。

そのため、アプリに表示されている「確定した請求額」だけではなく、未確定の利用分も確認しておきましょう。

特に月末近くに大きな買い物をした場合、次回請求へ回ることがあります。

複数カードはどう管理する?

クレジットカードを何枚も持っている人は珍しくありません。

ただし、カード枚数が増えるほど家計管理の難易度も上がります。

用途を決める

複数カードを使うなら、それぞれの役割を決めておきましょう。

例えば、次のように分けられます。

  • メインカード:日常の買い物
  • 固定費カード:スマホや電気代など
  • 予備カード:メインカードが使えない場合

カードごとに役割があれば、明細も確認しやすくなります。

何となくカードを増やさない

「今作ると5,000ポイント」「入会特典がお得」といったキャンペーンを見ると、新しいカードを作りたくなることがあります。

特典自体がお得でも、その後カードを管理する手間は残ります。

年会費があるカードなら、使わなくても費用が発生する場合があります。

ポイントだけでなく、長期的に使うカードかどうかも考えましょう。

使っていないカードを確認する

財布の中や引き出しに、何年も使っていないカードがないでしょうか。

使わないカードを必ず解約しなければならないわけではありませんが、保有しているカードは把握しておきたいところです。

年会費、付帯サービス、登録している支払いなどを確認し、今後も必要か判断しましょう。

キャッシュレスを家計に生かす

クレジットカードは、使い方によっては家計管理の味方になります。

現金と違い、利用履歴がデータとして残るからです。

政府広報オンラインでも、キャッシュレス決済はウェブサイトやアプリ、家計簿アプリなどで取引履歴を確認でき、お金の記録・管理に活用できると紹介されています。

明細を家計簿代わりにする

毎日の支出を手書きするのが苦手なら、カード明細を家計簿代わりに使う方法があります。

月に一度明細を開き、食費、日用品、外食、趣味などにざっくり分けるだけでも構いません。

「毎日記録しなければ」と考えるより、自分が把握できる方法を使いましょう。

家計簿アプリと連携する

家計簿アプリによっては、銀行口座やクレジットカードを連携して利用履歴を取り込めるものがあります。

カードを複数利用している人には便利です。

ただし、サービスへ金融情報を連携する場合は、対応する金融機関、セキュリティ、個人情報の取り扱い、料金などを確認したうえで利用しましょう。

支払い方法を増やしすぎない

カードだけでなく、電子マネー、QRコード決済、プリペイド、後払いサービスなど、キャッシュレス決済は増えています。

便利だからと全部使っていると、今度は支出の確認場所が増えてしまいます。

メインの支払い方法を決め、その他は必要なときだけ使うくらいでも十分です。

カードで家計が乱れる原因

「カードを持つと使いすぎる」という人は、カードを捨てる前に原因を確認してみましょう。

限度額を予算だと思っている

カード会社が100万円まで利用できるよう設定していても、それは家計の予算ではありません。

自分の収入や生活費から「今月カードで使えるのは8万円」と別に決めましょう。

利用額を月末まで見ていない

請求額が確定してから「こんなに使った?」と驚く人は、確認するタイミングが遅い可能性があります。

毎日見る必要はありませんが、週1回程度確認すれば月の途中で修正できます。

分割なら買えると思ってしまう

10万円の商品も、月々数千円という表示を見ると安く感じることがあります。

しかし、商品の価格自体が下がったわけではありません。

支払い方法によっては手数料も発生します。

「月々いくら払えるか」だけでなく、「総額でいくら支払うのか」を確認しましょう。

ネット通販で使いすぎる

ネット通販では、カード情報が保存されていると数回の操作で買い物が完了します。

財布を出す必要すらないため、買い物のハードルがかなり低くなります。

予定外の買い物が多いなら、カートに入れてから一晩置く、カード情報を保存しないなど、購入までに少し時間を作る方法があります。

物欲による買い物が多い人は、物欲が強い人の特徴と疲れない付き合い方も参考にしてみてください。

カード払いが向いている人

クレジットカードは、すべての人が同じ使い方をする必要はありません。

カード払いと相性がいい人もいれば、現金を組み合わせたほうが管理しやすい人もいます。

定期的に明細を確認できる人

カード利用額を定期的に確認できる人なら、家計管理との相性は良いでしょう。

利用履歴が残るため、現金のように「何に使ったかわからない」という状態を減らせます。

予算を決めて使える人

月の自由費を3万円、カード利用は10万円までなど、自分なりの上限を決められる人にも向いています。

カード会社の限度額ではなく、自分の予算を基準にすることがポイントです。

固定費をまとめたい人

電気代、通信費、サブスクなどを一つのカードへまとめると、明細から固定費を確認しやすくなります。

ただし、カード変更や有効期限更新時には登録変更が必要になる場合があるため、どの支払いを登録しているか把握しておきましょう。

現金を組み合わせてもOK

クレジットカードを使っているからといって、すべてキャッシュレスに統一する必要はありません。

自分が管理しやすい方法を組み合わせて構いません。

自由費だけ現金にする

例えば固定費や食費はカードで払い、趣味や外食などの自由費だけ現金にする方法があります。

財布へ毎月3万円を入れておき、なくなったらその月の自由費は終了です。

残額が目で見えるため、カードでは使いすぎやすい人にも向いています。

デビットカードを使う方法もある

後払いが苦手なら、利用と同時に銀行口座からお金が引き落とされるデビットカードを使う方法もあります。

口座残高以上に使いにくいため、後払いによる請求のズレが気になる人にはわかりやすいでしょう。

ただし、利用できる場所やサービス、カードごとの条件は異なります。

支払い方法より把握できることが大切

現金派が正しく、カード派が間違っているわけではありません。

大切なのは、「今月いくら使ったか」を自分で把握できることです。

カードを使っても管理できるなら問題ありませんし、現金のほうがわかりやすいなら無理にキャッシュレスへ移行する必要もありません。

よくある質問

クレジットカードは家計管理に向いている?

利用履歴が残るため、定期的に明細を確認できる人には家計管理しやすい支払い方法です。

一方、請求が来るまで利用額を確認しない人は使いすぎやすくなることがあります。

カードそのものより、利用額を把握する仕組みがあるかが重要です。

カード払いはいつ家計簿につける?

基本的には、実際にカードを利用した日に支出として記録するとわかりやすくなります。

引落日にもう一度支出として記録すると二重計上になるため注意してください。

クレジットカードは何枚に絞る?

適切な枚数に決まりはありません。

ただ、家計管理をシンプルにしたいなら、日常的に利用するメインカードを1枚決めると利用額を確認しやすくなります。

予備カードなどを持つ場合も、それぞれの用途を決めておきましょう。

カードの締め日と家計簿は合わせる?

合わせる必要はありません。

カード会社の締め日は請求額を計算するための日付です。

家計簿は月末締めなど自分が管理しやすい期間にし、購入日を基準に記録すれば問題ありません。

使いすぎた月はどうする?

まず、翌月の引き落としに必要なお金を確保しましょう。

そのうえで、何に使いすぎたのかを確認します。

一度の旅行や家電購入で増えたなら、毎月の浪費とは限りません。

毎月同じ項目で超えるなら、予算や使い方を見直しましょう。

リボ払いなら毎月の支払いが一定だから管理しやすい?

毎月の支払額だけを見ると一定に見えますが、利用残高や手数料を含めた総支払額も確認する必要があります。

新しい利用を続けることで支払期間が長くなることもあるため、「月々の支払額が小さい」という理由だけで選ばないようにしましょう。

クレジットカードと現金はどちらが節約できる?

どちらが必ず節約できるとは言えません。

カードのほうが履歴を確認しやすい人もいれば、現金のほうが残額を実感しやすく使いすぎを防げる人もいます。

自分が支出を把握しやすい方法を選んでください。

まとめ:利用額を見えるようにしよう

クレジットカードで家計管理するとき、一番大切なのは銀行口座からお金が減るまで待たないことです。

カードを使った時点で、そのお金はすでに使ったものとして考えましょう。

メインカードを決め、月の予算を設定し、週に一度程度利用額を確認するだけでも管理しやすくなります。

家計簿へ記録する場合は、カードの引落日ではなく購入日を基準にすると、現金払いと同じ期間で支出を比較できます。

複数カードや決済方法を増やしすぎているなら、普段使うものを少し整理してもよいでしょう。

クレジットカードは、使わないことより「いくら使ったかをすぐ確認できる状態」にすることが家計管理のポイントです。

まずは今使っているカードのアプリや会員ページを開き、今月の利用額を一度確認してみてください。

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