確定申告ソフトって色んな種類があるので、どれを選んだらいいか迷っちゃいますよね。
結論からお伝えすると、価格を重視するなら最初の1年間は無料で利用できるやよいの青色申告オンライン、機能性を重視するなら仕訳の一括編集などもできるマネーフォワードクラウド確定申告がおすすめです。
やよいの青色申告オンライン、マネードワードクラウド確定申告ともに、実際に使ってみて感じたメリット・デメリットを解説します!
青色確定申告ソフト 徹底比較!
おすすめ1.「やよいの青色申告オンライン」
やよいの青色申告オンラインのメリット・デメリットは次の通り。
- 「弥生〜」シリーズが多すぎて使い方が分かりづらい
- 最初の1年間は無料で利用できる
- 弥生関連ソフトは使いこなせる税理士が多い
やよいの青色申告オンラインのデメリット・短所
弥生シリーズが多すぎて使い方が分かりづらい
弥生シリーズってめっちゃ種類が多いので、使い方をググってみても弥生会計とかやよいの白色オンラインとかの情報もバンバン出てきちゃうんですよね…。
あと、弥生会計や青色申告に関してはオンラインだけでなくパッケージ版も存在し、微妙に使い方も異なるので、何か疑問点があって調べてみても求めている情報にたどり着くまで結構時間がかかります。
とはいえ、やよいの青色申告オンラインのデメリットはこのくらい。次にメリットについてもみていきましょう
やよいの青色申告オンラインのメリット・長所
最初の1年間は無料で利用できる
やよいの青色申告オンラインって、最初の1年は無料で利用できちゃうんですよね。
他社の場合は「50仕訳までなら無料」みたいなところもありますが、すぐに仕訳がいっぱいになって結局半年も経たず有料プランに切り替えることになってしまいます。
やよいの青色申告オンラインなら1年間じっくり使うことができるので、確定申告が初めての人でも安心ですよ。
しかも、1年経って有料になっても、マネーフォワードクラウドよりも断然安いです
弥生シリーズは使いこなせる税理士が多い
弥生会計など、弥生製品をメインに使っている税理士さんって結構多いんですよね。
私の顧問税理士も弥生シリーズをメインに使っていて、「他の確定申告ソフトだと使いづらいんで、よかったら乗り換えてもらえませんか?」と相談されたこともあり、やよいの青色申告に乗り換えました。
確定申告ソフトの乗り換えってだいぶ手間がかかるイメージだったんですが(実際は意外と簡単だった)、1年間は無料で使えるのでいいかなって感じで導入を決意しました。
おすすめ2.「マネーフォワードクラウド確定申告」
マネーフォワードクラウド確定申告からやよいの青色申告オンラインに乗りかえた私ですが、乗りかえたことで分かったメリット・デメリットもあります。
- 確定申告だけの利用だと割高
- 仕訳の一括編集ができる
- 仕訳にナンバーが振られている
- 銀行口座やクレッジットカード連携が早くて安定している
マネーフォワードクラウド確定申告のデメリット・短所
確定申告だけだと割高
マネーフォワードクラウド確定申告って、2019年6月に大幅値上げしたんですよね。
これまで数年使ってきて慣れていたんで、値上げさえなければそのまま使い続けていたかもしれないですが…。
ざっくり説明すると、色んな製品をくっつけてパッケージ化しちゃった感じなので、確定申告だけしたい場合はだいぶ割高です。
あと、これまで色んな税理士さんとお話ししてきましたが、マネーフォワードクラウドを使っている税理士さんは一人もいなかったです。
ただ、そんなマネーフォワードクラウド確定申告にも、やよいの青色申告オンラインにはないメリットも多数存在します
マネーフォワードクラウド確定申告のメリット・長所
仕訳の一括編集ができる
マネーフォワードクラウド確定申告では、複数の仕訳にチェックを入れて一括で修正することができます。
「え、そんなのどこの確定申告ソフトでもできるんじゃないの?」なんて思うかもしれませんが、やよいの青色申告オンラインでは仕訳の一括編集ができないんですよね…。
「やよいの青色申告 仕訳 一括編集」とかで検索すると一括編集の仕方が出てくるんですが、これはやよいの青色申告オンラインの説明ではなく、会計ソフトの弥生会計の説明です。
Q. 間違って登録した取引の勘定科目を一括で変更できますか?
A. 複数の登録した取引を一括で変更することはできません。[取引の一覧]で変更したい取引を1件ずつ選択して、変更してください。
これ、長年マネーフォワードクラウド確定申告を使ってきた私にとっては、かなりの衝撃でした。
まだ確定申告に慣れていない場合、「あ、これずっと勘定項目間違えてたわ」とか「借方勘定と貸方勘定ひっくり返して仕訳してた…」なんてこともあるかと思いますが、仕訳件数が多いと一件ずつ修正するのはマジで地獄です
その点、マネーフォワードクラウド確定申告ならサクッと一括編集ができるので、使っていて安心感があります。
仕訳にナンバーが振られている
これもやよいの青色申告オンラインにはない機能なのですが、マネーフォワードクラウド確定申告ではそれぞれの仕訳にナンバーが振られています。
これも地味に便利でして、レシートがごちゃごちゃにならないように裏面にナンバーをメモしておくなんてこともできます。
銀行・クレッジットカード連携が早くて安定している
マネーフォワードクラウド確定申告は、銀行やクレジットカードの連携もめちゃ早い&安定しています。
やよいの青色申告オンラインは反映されるのが遅いですし、わりと頻繁にエラーが発生します。
上記のメリット・デメリットを総合すると、多少料金が高かったとしても機能性を重視するならマネーフォワードクラウド確定申告がおすすめです
青色確定申告ソフト 比較のポイント
たまに「初心者でも使いやすい」みたいな評判を聞く確定申告ソフトもあるんですが、単に表示項目が少なかったり、管理画面のデザインがポップな感じだったりするだけでは…?と思います。
私は数年前に初めて確定申告ソフトを導入するとき、freeeも検討していたのですが、知り合いの税理士さんから「freeeは最初は使いやすく感じるかもしれないけど、多少会計の知識が身についたらむしろ使いづらい」とアドバイスを受けて導入をやめました。
正直、確定申告ソフトはどれを使っても、使い続けたらそれが一番使いやすくなるって感じじゃないでしょうか
おそらく一度使い始めたら乗り換える人もさほど多くないので、各社とも最初は無料で提供して顧客を囲い込んでるのでしょう。
私もやよいの青色申告に乗り換えたばかりのときは、「なんじゃこれ使いづら〜!」なんて思いましたが、1か月ほどで「あ、こっちもなかなかいい感じですね」ってなりました。
青色確定申告ソフト比較 まとめ
「そんなに仕訳件数が多くない」「なるべく安いソフトがいい」という方には、やよいの青色申告オンラインがおすすめです。
弥生シリーズに慣れておけば、もし個人事業主から法人成りするときも弥生会計にスムーズに移行できるかと思います。
一方、「仕訳件数が多い」「なるべく効率的に仕訳がしたい」という場合は、マネーフォワードクラウド確定申告がおすすめですよ。