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固定費の見直しはどこから?家計をラクにする7つの節約ポイント

節約したいけれど、食費を削ったり欲しいものを我慢したりするのは疲れる。

そんなときに、まず確認したいのが固定費です。

固定費は、一度契約を見直せば、その後も節約効果が続きやすいのがメリットです。

大切なのは、何でも解約することではなく、今の生活に合っていない固定費を見つけること。

この記事では、固定費の見直しはどこから始めればいいのか、確認したい7つの支出と失敗しない進め方を紹介します。

固定費とは?

固定費とは、毎月または定期的に発生し、金額が大きく変わりにくい支出のことです。

代表的なものには、次のような支出があります。

  • 家賃や住宅ローン
  • スマホ料金
  • インターネット回線
  • 保険料
  • サブスク
  • 駐車場代
  • 習い事やスポーツジムの月会費

こうした支出は、自分で買い物をしなくても毎月自動的に発生します。

そのため、契約した直後は気にしていても、数年たつと「いくら払っているのかよくわからない」という状態になりがちです。

変動費との違い

食費、外食費、衣服費、趣味代など、月によって金額が変わりやすい支出は変動費と呼ばれます。

例えば外食を減らせば、その月の支出は下がります。

しかし、翌月に外食が増えれば支出も元に戻ります。

固定費は、一度料金プランを変更したり不要な契約を解約したりすれば、翌月以降も支出を抑えやすい点が大きな違いです。

電気・ガス・水道は完全な固定費ではない

電気代やガス代、水道代も毎月支払うため、まとめて固定費として扱われることがあります。

ただし、実際の料金は使用量によって変化するため、厳密には変動する部分がある支出です。

家計を見直すときは、家賃や通信費のような契約型の固定費と、光熱費のような使用量でも変わる支出を分けて考えると整理しやすくなります。

固定費を見直すメリット

節約にはさまざまな方法がありますが、固定費は家計改善の最初に確認しやすい支出です。

節約効果が続きやすい

固定費を見直す最大のメリットは、一度変更すると効果が続きやすいことです。

例えば、スマホ料金を月3,000円下げられれば、1年間では36,000円の差になります。

毎月3,000円分の買い物を我慢し続けるのではなく、一度プランを変更するだけでその後の支出が下がるのが固定費節約の強みです。

もちろん、実際にいくら減らせるかは現在の契約内容によって異なります。

毎日の我慢が少ない

食費を節約するために毎日スーパーの価格を比較したり、カフェへ行きたい気持ちを毎回我慢したりするのは、それなりに疲れます。

一方、使っていない月額サービスを解約した場合、その翌月から「解約を頑張る」という作業を続ける必要はありません。

節約を長く続けるなら、毎日の意思決定を減らせる方法から始めるほうがラクです。

家計に余白を作りやすい

固定費が毎月5,000円減れば、自由に使えるお金が毎月5,000円増えることになります。

そのお金を貯金してもいいですし、趣味や外食に回しても構いません。

節約というと「使えるお金を減らすこと」のように感じますが、固定費を整理する目的はむしろ逆です。

満足度の低い支出を減らし、自分が本当に使いたいところへ回せるお金を増やします。

見直したい固定費7つ

固定費を減らしたいからといって、家賃から保険まで一日ですべて見直す必要はありません。

まずは、自分が払っているものを順番に確認しましょう。

1.スマホ料金

最初に確認しやすいのがスマホ料金です。

何年も同じ料金プランを使っているなら、現在の使い方と合っているか確認してみましょう。

例えば毎月使うデータ容量が少ないのに大容量プランへ加入していたり、ほとんど利用しないオプションが残っていたりすることがあります。

確認したいポイントは次の通りです。

  • 毎月どれくらいデータ通信を使っているか
  • 不要な有料オプションがないか
  • 通話オプションを実際に使っているか
  • 現在より小さいプランで足りないか
  • 他社や格安SIMへ変更するメリットがあるか

安さだけで選ぶ必要はありません。

通信品質、店舗サポート、家族の利用状況なども含めて、自分に合う料金を考えましょう。

詳しい確認方法は、スマホ代が高い原因と毎月の通信費を下げる方法でも紹介しています。

2.インターネット回線

自宅の光回線やホームルーターなども、一度契約するとそのままになりやすい固定費です。

以前は家族全員で高速回線が必要だったけれど、今は一人暮らしになった。

反対に、在宅勤務が増えて安定した高速通信が欠かせなくなった。

このように、生活が変われば必要な通信環境も変わります。

料金だけでなく、通信速度、利用人数、仕事での使用、スマホとのセット条件などを確認しましょう。

また、乗り換え時には解約金や工事費の残債などが発生する場合があります。

「月額が500円安い」という理由だけで急いで変更せず、切り替えにかかる費用まで含めて比較することが大切です。

3.サブスク

動画、音楽、電子書籍、アプリ、オンラインストレージ、スポーツ配信など、サブスクは少額のものが多いため増えやすい固定費です。

一つ月1,000円でも、5つ契約すれば月5,000円。年間では60,000円になります。

もちろん、毎日のように使っていて満足しているなら、無理に解約する必要はありません。

確認したいのは、「契約しているのに使っていないもの」です。

似た動画サービスをいくつも契約している、無料体験後に存在を忘れていた、有料アプリを何カ月も開いていないといったものは見直し候補になります。

サブスクをまとめて整理したい場合は、サブスクの見直し方と7つのチェックポイントも参考にしてみてください。

4.保険料

生命保険や医療保険なども、長期間同じ契約を続けやすい固定費です。

結婚、出産、住宅購入、子どもの独立など、家族構成が変わると必要な保障も変わります。

昔は必要だった保障が現在は大きすぎたり、反対に今の家族構成では足りなくなっていたりする可能性があります。

ただし、保険は節約額だけを理由に安易に解約しないことが大切です。

健康状態や契約内容によっては、一度解約すると同じ条件で入り直せない場合もあります。

現在の保障内容、保険料、公的保障、家族が必要とする保障などを確認したうえで判断しましょう。

5.住居費

家計の中でも大きな金額になりやすいのが住居費です。

賃貸なら家賃、持ち家なら住宅ローンや管理費などがあります。

住居費が家計を大きく圧迫しているなら、長期的には見直し効果も大きくなる可能性があります。

ただし、住居は簡単に変更できる固定費ではありません。

家賃を下げるために引っ越せば、引っ越し代、敷金・礼金、仲介手数料などが必要になることがあります。

通勤時間が長くなったり、住環境が悪くなったりすれば、金額以外の負担も増えます。

住宅ローンの借り換えについても、金利だけではなく諸費用や残存期間などを含めて判断する必要があります。

住居費は削減額が大きくなり得る一方、生活への影響も大きい固定費として慎重に考えましょう。

6.車の維持費

車を所有している場合、本体価格以外にもさまざまなお金がかかります。

  • 駐車場代
  • 自動車保険
  • 税金
  • 車検
  • ガソリン代
  • メンテナンス費

特に月極駐車場などは、車にほとんど乗らない月でも発生します。

公共交通機関が充実している地域で、週末に少し乗る程度なら、カーシェアやレンタカーを含めて比較する方法もあります。

反対に、通勤や子どもの送迎などで毎日必要なら、無理に手放す必要はありません。

車については「持つ・持たない」の二択だけでなく、保険や駐車場、車種など一部分を見直す方法もあります。

7.会費・習い事

スポーツジム、オンラインスクール、資格講座、習い事、ファンクラブ、各種会員サービスなども定期的な支出です。

契約した当初はよく利用していても、生活が変わって利用頻度が下がることがあります。

例えば月8,000円のジムへ月1回しか行っていないなら、一回8,000円の運動になっています。

もちろん、その場所が好きで継続することに意味を感じているなら問題ありません。

ただ、「いつかまた通うはず」で半年以上ほとんど利用していないなら、一度休会や解約を検討してもよいでしょう。

固定費はどこから見直す?

見直せる固定費がいくつもあると、「どれから始めればいいの?」と迷います。

おすすめなのは、金額が一番大きいものではなく、簡単に変更できて生活への影響が小さいものから始めることです。

最初は使っていないサービス

最優先で確認したいのは、現在ほとんど使っていないのに料金だけ払っているものです。

例えば、見ていない動画配信サービス、通っていないジム、使っていない有料アプリなどです。

これらは解約しても生活への影響が小さいため、比較的見直しやすいでしょう。

次に通信費

スマホ料金やネット回線は、現在の利用状況と料金プランを比較しやすい固定費です。

特にスマホは、アプリや会員ページで毎月のデータ使用量を確認できる場合があります。

使っていない容量やオプションがあるなら、プラン変更だけで支出を減らせる可能性があります。

その後に保険や車

保険や車は見直し余地が大きい一方、生活への影響もあります。

保険なら保障内容、車なら利用頻度や代替交通手段を確認する必要があります。

単純に「高いからやめる」と判断しないほうがよい支出です。

住居費は最後でもいい

家賃や住宅ローンは金額が大きいため、最初に目につきます。

しかし、引っ越しや借り換えには手間も費用もかかります。

まず数分から数十分で確認できるサブスクやスマホ料金を整理し、それでも家計が苦しい場合に住居費まで検討する順番でも遅くありません。

固定費を見直す5ステップ

「固定費を下げよう」と思って、いきなりサービスを解約し始める必要はありません。

まず現状を見えるようにすると、必要なものまで削る失敗を防げます。

1.明細を3カ月分確認する

銀行口座やクレジットカードの明細を、直近3カ月程度確認します。

毎月同じような金額で引き落とされている支出を探しましょう。

年払いの契約もあるため、可能なら過去1年分をざっくり見るとさらに見つけやすくなります。

2.固定費を一覧にする

見つけた固定費を簡単に書き出します。

  • サービス名
  • 月額・年額
  • 支払い方法
  • 利用頻度
  • 契約更新時期

Excelを作り込む必要はありません。

スマートフォンのメモでも十分です。

まず「何にいくら払っているか」が見える状態を作りましょう。

3.年間金額に直す

固定費は月額だけで見ると安く感じやすいため、年間金額にも直してみます。

月1,500円なら年間18,000円、月5,000円なら年間60,000円です。

年間金額を見ると、「これは毎年6万円払ってでも残したいサービスか」と考えやすくなります。

4.残す・見直す・やめるに分ける

固定費を一覧にしたら、すぐ全部削るのではなく3つに分けます。

  • 残す:よく利用し、料金にも納得している
  • 見直す:必要だが今のプランは高いと感じる
  • やめる:ほとんど利用していない

この分け方なら、「節約=解約」になりません。

必要なサービスはそのまま残し、今の生活に合わないものだけを整理できます。

5.浮いたお金の行き先を決める

固定費を月5,000円減らしても、別の買い物が月5,000円増えれば家計に残るお金は変わりません。

そこで、浮いたお金をどうするか先に決めておきます。

例えば月5,000円下がったら、そのまま毎月5,000円を貯金用口座へ移す方法があります。

年間では60,000円です。

もちろん全額を貯金する必要はなく、一部を趣味や旅行へ回しても構いません。

大切なのは、「何となく消えるお金」に戻さないことです。

光熱費もあわせて確認する

契約型の固定費を整理したら、毎月発生する電気・ガス・水道料金も確認してみましょう。

使用量によって変わるため純粋な固定費とは異なりますが、家計への負担が大きい場合は見直す価値があります。

電気代

電気代が急に高くなった場合は、請求金額だけでなく使用量も確認します。

使用量が増えているなら、エアコンなどの使用時間や生活スタイルが変わっていないか確認しましょう。

詳しくは、電気代が高くなる原因と無理なく下げる方法で紹介しています。

ガス代

ガス代は、給湯や暖房の使い方によって季節差が出やすい支出です。

特に冬だけ大きく増える場合は、料金単価だけでなくお湯の使用量も確認してみましょう。

ガス代が高くなる原因と下げるコツも参考にしてください。

水道代

水道代が以前より急に増えている場合は、生活の変化だけでなく漏水なども確認したいところです。

毎日の小さな節水だけでなく、請求額が変わった原因を探すことから始めましょう。

詳しくは、水道代が高くなる原因と無理なく下げるコツで解説しています。

固定費を削りすぎない

固定費は見直しやすい支出ですが、安ければ安いほどいいわけではありません。

必要なサービスまで削ると、生活の満足度が下がったり、別の支出が増えたりすることがあります。

金額だけで判断しない

毎月3,000円払っているサービスでも、仕事時間を大きく短縮してくれるなら価値があります。

反対に月500円でも、一年以上まったく使っていないなら見直す余地があります。

高い・安いだけではなく、料金に見合った価値を受け取っているかで判断しましょう。

時間や手間もコストとして考える

月200円安くするために、何時間も料金比較を続ける必要はありません。

固定費の見直しは、時間を使えば使うほど得になるわけではないからです。

比較にかかる手間と削減できる金額のバランスも考えましょう。

サービス品質を落としすぎない

格安プランへ変更した結果、通信環境が仕事に支障を与える。

保険を減らした結果、必要な保障までなくなる。

家賃を下げるために引っ越した結果、通勤時間が大幅に増える。

これでは、支出は減っても暮らし全体が良くなったとは言いにくいでしょう。

固定費は金額だけではなく、生活への影響まで含めて見直してください。

一度に全部やらない

固定費の見直しは、契約内容を調べたり比較したりするため少し面倒です。

休日にスマホ、ネット、保険、車、住宅ローンを全部調べようとすると、途中で嫌になってしまいます。

まず今週はサブスク、次はスマホというように、一つずつ進めれば十分です。

節約は短距離走ではありません。

よくある質問

固定費の見直しは何から始める?

まず、使っていないサブスクや会員サービスなど、生活への影響が少なく簡単に解約できるものから確認すると進めやすくなります。

その後、スマホ料金、ネット回線、保険、車、住居費などへ広げていきましょう。

固定費には何が含まれる?

一般的には家賃や住宅ローン、通信費、保険料、サブスク、駐車場代、各種月会費など、定期的に発生して金額が大きく変わりにくい支出が当てはまります。

家庭によって契約しているサービスが違うため、自分の銀行・カード明細から定期的な支払いを探すのが確実です。

光熱費は固定費に入る?

毎月発生する支出という意味で固定費に含めて管理する家庭もあります。

ただし、電気・ガス・水道は使用量によって料金が変わるため、純粋な固定費とは性質が異なります。

家計管理では、自分が把握しやすい分類方法で構いません。

固定費は何カ月に一度見直す?

頻繁に確認する必要はありません。

半年から1年に一度程度、または引っ越し、結婚、出産、転職など生活が変わったタイミングで確認する方法があります。

スマホやサブスクなど新しい契約を増やしたときにも見直してみましょう。

固定費を減らしてもお金が貯まらないのはなぜ?

固定費が下がった分だけ別の支出が増えている可能性があります。

例えば月5,000円節約できても、その安心感から外食や買い物が月5,000円増えれば貯金額は変わりません。

固定費を減らしたら、浮いた金額の一部を先に貯金する仕組みを作ると残りやすくなります。

保険は固定費削減のために解約してもいい?

料金だけを理由にすぐ解約するのはおすすめできません。

現在必要な保障、公的保障、貯金額、家族構成などを確認したうえで判断する必要があります。

一度解約すると、健康状態などによって同じ条件で再加入できない可能性もあるため慎重に確認してください。

固定費と食費はどちらを先に節約する?

不要な固定費があるなら、先に確認すると負担を抑えやすいでしょう。

固定費は一度変更すれば、その後も支出が下がりやすいからです。

ただし、食費に大量の食品ロスがあるなど、明らかな無駄がある場合は同時に見直して構いません。

まとめ:使っていない固定費から見直そう

固定費を見直すときは、何でも安くすればいいわけではありません。

まず銀行やカードの明細を確認し、現在どんな定期的な支払いがあるのか一覧にしてみましょう。

その中から、使っていないサービス、現在の使い方に合わない料金プラン、昔のまま放置している契約を探します。

簡単に変更できるサブスクやスマホ料金から始め、保険、車、住居費などは生活への影響も考えながら慎重に進めれば十分です。

固定費の節約は、毎日の楽しみを削るためではなく、何となく払い続けているお金を取り戻すための見直しです。

まずは今日、銀行口座かクレジットカードの明細を一つ開き、毎月同じように引き落とされている支出を3つ探してみてください。

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