子どもがやりたいと言ったことは、できるだけ経験させてあげたい。
親として、そんな風に考えるのは自然なことですよね。
ところが、水泳や英語、ピアノ、スポーツなどを少しずつ増やしているうちに、習い事代だけで毎月かなりのお金が出ていくことがあります。
子どもの習い事にお金をかけすぎているか迷ったら、周りの家庭ではなく「今の家計で無理なく続けられるか」を基準に考えることが大切です。
たくさん習わせることが愛情というわけではありませんし、反対に習い事を減らしたからといって子どもの可能性を奪うとは限りません。
この記事では、習い事代が膨らむ理由や家計を圧迫しているサイン、子どもの気持ちも大切にしながら費用を整える考え方を紹介します。
子どもの習い事にお金をかけすぎる理由
習い事代が増える家庭には、単純にお金を使いすぎているだけではない事情があります。
「子どものため」と考える支出だからこそ、服や外食より減らしにくくなることがあります。
子どもの可能性を広げてあげたい
水泳を習えば体力がつくかもしれないし、英語を習えば将来役立つかもしれない。
ピアノやスポーツを経験すれば、得意なことが見つかる可能性もあります。
親からすると、どの習い事にも良いところが見えるため、一つに絞るのが難しくなります。
「やらせなかったことで才能に気づけなかったらどうしよう」と考えることもあるでしょう。
その結果、一つ始め、もう一つ追加し、気づけば平日の予定がほとんど習い事で埋まっていることがあります。
経験を増やすことは悪くありませんが、経験の数と子どもの成長が必ず比例するわけではありません。
今取り組んでいるものを十分楽しめているかを見ることも大切です。
周りの子がやっていると不安になる
同じクラスの子が英語を習っている、友達が塾へ通い始めたと聞くと、「うちも何かさせたほうがいいかな」と気になることがあります。
特に受験や勉強に関わる習い事では、周囲が始めるほど取り残されるような感覚になりやすいでしょう。
しかし、ほかの家庭と自分の家庭では収入も教育方針も違います。
子どもの性格や得意なことも同じではありません。
周囲が三つ習っているから、自分の子どもにも三つ必要というわけではありません。
「みんなやっているか」ではなく、「この子に今必要か」で考えてみてください。
子どもが「やりたい」と言うと断りにくい
子どもが目を輝かせて「やりたい」と言えば、できるだけ応えてあげたいですよね。
親自身が子どものころ習い事をしたかったのにできなかった経験があると、なおさら断りにくくなることがあります。
ただ、子どもの「やりたい」は本気で長く続けたいものとは限りません。
友達が通っているから楽しそう、その日見たテレビに影響されたなど、一時的な興味の場合もあります。
すぐ入会するのではなく、体験へ行ったあと数日置いて、それでもやりたいか確認する方法があります。
始めるまでに少し時間を置くことは、夢を否定することではありません。
一度始めるとやめるのがもったいなく感じる
半年、一年と続けた習い事は、やめることに抵抗を感じます。
「ここまで続けたのだから、今やめるのはもったいない」と思うからです。
道具を買った習い事なら、なおさら続けてほしい気持ちになります。
しかし、これまで払ったお金と、これから払い続けるお金は別です。
子どもが楽しんでおらず、今後も続けたい気持ちがないなら、「今まで払ったから」という理由だけで続ける必要はありません。
経験したこと自体がなくなるわけでもありません。
月謝だけを見て始めている
習い事を検討するとき、最初に目へ入るのは月謝です。
月8,000円なら払えそうだと思い、入会を決めることもあるでしょう。
ところが実際には、入会金や教材費、道具代、ユニフォーム代などが必要になる場合があります。
発表会や試合、遠征などで追加のお金がかかる習い事もあります。
月謝だけなら無理がなくても、年間の追加費用まで含めると想像以上になることがあります。
始める前に、「月謝以外にはどんな費用があるか」を確認しておくと安心です。
兄弟それぞれに同じだけ経験させたい
兄が二つ習っているなら、妹にも二つくらい習わせてあげたい。
兄弟で差をつけたくないという気持ちから、習い事代が増えることがあります。
親として公平にしたい気持ちは自然です。
ただ、公平と「同じ数の習い事をさせること」は必ずしも同じではありません。
一人はスポーツが好きで複数やりたがり、もう一人は一つのことへ集中したいタイプかもしれません。
人数や金額をそろえるより、それぞれが本当にやりたいことを聞くほうが本人に合った使い方になります。
教育費だから削ってはいけないと思っている
外食代や服代なら減らせても、教育に関するお金は削ってはいけないと感じる人がいます。
習い事も「子どもへの投資」だと思うと、金額を気にすることに罪悪感が出ることがあります。
しかし、教育費だから無制限に使っていいわけではありません。
今の生活が苦しくなれば、家族全体へ負担がかかります。
習い事を続けながら生活費も貯金も確保できる状態を作ることは、子どものためでもあります。
親の期待が大きくなっている
最初は楽しく通えれば十分と思っていたのに、上達すると大会や資格など次の目標が見えてきます。
すると追加レッスンや特別講習も受けさせたくなることがあります。
子ども本人も希望しているなら、一つの選択肢でしょう。
ただ、親のほうが熱心になり、本人はそれほど望んでいないケースもあります。
追加費用を払う前に、「本人はどうしたい?」と一度聞いてみてください。
親が期待していることと、子どもが求めていることが違う場合もあります。
やめさせると子どもがかわいそうに感じる
家計が苦しくなっても、「親のお金の都合でやめさせるのはかわいそう」と思うことがあります。
そのため、自分の服や食事を削って習い事代を出している家庭もあるでしょう。
もちろん、家族の中で納得しているならその選択もあります。
しかし、毎月の生活が苦しくなり、親が常にお金のことでイライラするほどなら、別の負担が生まれます。
子どもに家計のすべてを背負わせる必要はありませんが、年齢に合わせて「全部を続けるのは難しいから、一番好きなものを選ぼう」と話すこともできます。
習い事代が家計を圧迫しているサイン
習い事にいくら使えば多すぎるという金額は、家庭によって違います。
月額だけを見るのではなく、払った結果として家計がどうなっているかを確認してみてください。
習い事代を払うと毎月貯金できない
給料が入ったあと、月謝を払うと予定していた貯金ができなくなる。
この状態が長く続くなら、一度バランスを見直したいところです。
一時的に貯金額が減る月があること自体は問題ありません。
ただ、毎月習い事代で余裕がなく、将来必要なお金をまったく準備できない状態なら、現在だけに教育費を使いすぎている可能性があります。
習い事のために生活費を削っている
月謝を払うために食費を極端に下げたり、親が必要なものまで我慢したりしていないでしょうか。
節約できる部分を調整することはできますが、習い事を守るために生活のすべてを切り詰める状態が続けば負担になります。
家族が気持ちよく暮らせることも大切です。
カードの引き落としが毎月苦しい
月謝以外の教材費や道具代をカードで払い、翌月の請求額を見て慌てることがあります。
さらに別の習い事の更新料や発表会費が重なると、支払いが膨らみます。
毎月の月謝は払えていても、追加費用まで含めると家計に合っていない場合があります。
ボーナスが習い事費用でほとんど消える
年に数回ある大きな支払いをすべてボーナスで賄っている家庭もあります。
ボーナスで無理なく払えているなら問題ありません。
ただ、発表会や遠征、道具の買い替えだけでボーナスがほとんど残らず、ほかの予定へ回せない状態なら年間費用を一度計算してみてください。
月謝だけでは見えなかった負担が分かることがあります。
兄弟が増えるたび家計が苦しくなっている
一人なら月1万円でも、二人なら2万円、三人なら3万円です。
さらに一人ずつ複数の習い事を始めれば、月謝だけでも大きな固定支出になります。
兄弟全員へ同じ数を習わせようとすると、人数が多い家庭ほど負担が増えます。
家庭全体で使える金額を先に決め、その中で一人ずつ優先順位を考える方法もあります。
子どもがあまり行きたがっていないのに続けている
毎週「行きたくない」と言っているのに、せっかく始めたからと続けている。
この状態が何か月も続いているなら、費用以前に続ける意味を考えたいところです。
一時的に面倒になっているだけなのか、習い事そのものが合わなくなったのかを本人へ聞いてみてください。
楽しくないものへ毎月お金を払い続けることが、必ずしも子どものためになるとは限りません。
予定が詰まりすぎて家族全員が疲れている
習い事はお金だけでなく、送迎や時間も必要です。
平日は毎日送迎があり、週末も大会や練習で予定が埋まることがあります。
子ども本人だけでなく、親も休む時間がなくなるでしょう。
費用だけでなく、「この習い事に家族全体でどのくらい時間を使っているか」も一度考えてみてください。
家計は払えていても、生活に余裕がなくなっているなら数を減らす意味があります。
将来の教育費を準備できていない
今の習い事へ多く使うあまり、その先に必要になる教育費を準備できていない場合があります。
目の前の習い事だけでなく、中学、高校、その先でどんな支出が考えられるかも少し意識しておきたいところです。
将来の進路はまだ分からなくても、今すべてを使い切らず余裕を残しておく意味はあります。
習い事にはいくらまで使っていい?家計に合う予算の決め方
習い事代を考えるとき、「収入の何%まで」と単純に決めたくなるかもしれません。
しかし、同じ収入でも家賃や子どもの人数など条件が違うため、一つの割合ですべての家庭を判断するのは難しいものです。
まず毎月の生活に必要なお金を確保する
家賃や住宅費、食費、水道光熱費、通信費など、生活に必要なお金を最初に確認します。
そのうえで、毎月残したい貯金や将来必要なお金も考えます。
最後に残った金額の中から、習い事へいくら使えるか決めてください。
習い事を先に全部決め、残ったお金で生活する順番にすると家計が苦しくなりやすくなります。
月謝ではなく年間費用で考える
月謝8,000円なら、年間では約10万円です。
そこに教材や道具、発表会、試合などが加わる場合があります。
複数の習い事があれば、それぞれ年間でどのくらいかかるかをざっくり出してみてください。
一円単位まで計算する必要はありません。
「この習い事は年間15万円くらい」と分かるだけでも、続けるか考えやすくなります。
月謝以外の費用も最初から入れる
ピアノなら発表会、スポーツなら道具や大会など、習い事によって月謝以外の費用があります。
毎月ではない支出ほど、家計では見落としやすくなります。
昨年どのくらい追加で払ったか分かるなら、それを参考に今年分を準備しておくと安心です。
こうした年に数回の支出で毎月の家計が崩れやすい場合は、「特別費で毎月赤字になるときの貯め方」も参考になります。
子ども全員の習い事費を合計する
一人ずつ見ると「月一万円なら払える」と思います。
ところが兄弟それぞれに一万円なら、家庭全体では二万円、三万円になります。
個人ごとの予算だけでなく、家族全体で教育や習い事にいくら使っているか確認してください。
親の趣味や家族の楽しみも残す
子どものためなら、自分の楽しみは全部後回しでいいと思う親もいます。
しかし、何年もその状態が続けば疲れてしまいます。
家族旅行や親の趣味、たまの外食など、家族全体が楽しむお金も必要です。
習い事だけを特別扱いせず、家庭全体のお金の使い道の一つとして考えてみてください。
一番厳しい月でも払えるか確認する
ボーナスがある月や出費が少ない月なら払える金額でも、毎月続くとなると話は変わります。
固定の月謝は、特に出費が多い月でも無理なく払えるかを見ることが大切です。
毎月予算を超えてしまう状態なら、「毎月予算オーバーしてしまうときの家計の整え方」も参考にしてみてくださいね。
習い事専用の予算を決める
子どもが新しい習い事をしたいと言うたび、その場で払えるか考えると少しずつ増えます。
そこで、「わが家では習い事全体で月○円くらいまで」と大まかな上限を作っておく方法があります。
新しいものを始めるなら、その範囲に収まるか確認します。
すでにいっぱいなら、一つやめてから始めるなど、増え続けない仕組みを作れます。
習い事を減らすか迷ったときの判断基準
費用が気になっても、「せっかく続けてきたのに」と簡単にはやめられませんよね。
そんなときは、金額だけで決めず、子どもの気持ちや得られているものも一緒に考えてみてください。
子ども本人が今も楽しんでいるか
一番確認したいのは、本人の気持ちです。
練習は大変でも大会を楽しみにしている、先生に会うのが好きなど、本人が続けたい理由があるなら大切な習い事でしょう。
一方、「親が行けと言うから行っている」だけなら見直す余地があります。
ただし、小さい子どもはその日の気分で「やめたい」と言うこともあります。
一回の言葉だけで判断せず、数週間から数か月の様子を見ながら考えてください。
始めた目的と今の状態が合っているか
体力をつける目的で始めた水泳、本人の希望で始めたピアノなど、始めたときには何かしら理由があったはずです。
現在もその目的に意味を感じているか振り返ってみましょう。
目的を十分達成したなら、区切りをつけることもできます。
「一度始めたらずっと続ける」だけが正解ではありません。
子どもの自由時間が残っているか
学校から帰れば毎日習い事、週末も朝から練習という生活では、子ども自身が自由に遊ぶ時間が少なくなります。
習い事は貴重な経験ですが、何もしない時間や友達と遊ぶ時間も子どもの生活の一部です。
「空いている曜日があるから習い事を追加する」のではなく、何も予定がない日も残してみてください。
習い事同士の優先順位を聞く
三つ通っていて一つ減らしたいなら、親だけで決めず本人へ聞いてみます。
「全部は難しいから、一番続けたいものはどれ?」と聞けば、意外とはっきり答えることがあります。
子ども自身に選んでもらうことで、「親に勝手にやめさせられた」という気持ちにもなりにくくなります。
費用に対して家庭が納得できているか
高いからやめる、安いから続けるという話ではありません。
月2万円でも「この経験には払いたい」と家族が思えるなら価値のある支出です。
逆に月3,000円でも、本人が行きたがらず毎回親子でけんかになるなら、安いから続ける必要はありません。
金額と満足度の両方を見てください。
ほかの大切なお金を犠牲にしていないか
その習い事を続けるために、毎月貯金ができない。
家族旅行へ何年も行けない、必要な買い替えも先送りしているなど、ほかの大切なことへ影響している場合があります。
それでも家族が習い事を最優先したいなら一つの考え方です。
ただ、何となく続けているだけなら、改めてお金の優先順位を決めてみてください。
迷う場合は、「お金を使う優先順位がわからないときの決め方」も参考になります。
一度休むという選択肢も考える
続けるか完全にやめるかの二択にする必要はありません。
習い事によっては、事情を相談したうえで一定期間休める場合もあります。
子どもの気持ちが分からないときや、家庭の事情で一時的に負担が大きいときは、休む方法がないか確認してみてもいいでしょう。
一度離れてみて、「やっぱり続けたい」と本人が思うこともあります。
子どもの経験を減らしすぎず習い事代を整える方法
習い事代を見直すことは、子どもから経験を取り上げることではありません。
お金をかける部分と、それほどかけなくても楽しめる部分を分ければ、経験を残しながら家計を整えられます。
習い事の数を増やす前に体験を利用する
興味を持つたびすぐ入会するのではなく、まず体験できる機会があれば利用します。
実際にやってみると、「思っていたのと違った」と本人が感じることもあります。
反対に、体験後もずっと話すほど楽しかったなら、本当に興味がある可能性があります。
入会金や道具を払う前に、本人との相性を確かめやすくなります。
新しく始めるなら一つ見直す
習い事を追加するたび月謝が積み上がっていく家庭では、「一つ始める前に今の習い事を見る」という決まりを作ってみてください。
必ず一つやめなければならないわけではありません。
ただ、新しい習い事を始めるタイミングは、今のものが本当に必要か考える良い機会になります。
追加レッスンを全部受けなくてもいい
通常レッスンのほかに、短期講習や特別練習などが用意されることがあります。
周りが参加していると、参加させなければ遅れてしまいそうに感じることもあるでしょう。
すべて申し込む前に、本人が参加したいか、どんな目的があるかを確認してみてください。
通常のレッスンだけで十分楽しめているなら、毎回追加する必要はない場合もあります。
中古や譲り受けられる道具も検討する
習い事によっては、道具や衣装などにまとまったお金がかかります。
安全性などに問題がなく、教室の決まりにも合うなら、中古品や知人から譲ってもらえるものを検討できる場合があります。
特に成長期の子どもは、短期間でサイズが変わることがあります。
すべて新品でそろえることだけが正解ではありません。
家でもできることを組み合わせる
毎日のように教室へ通わなくても、家で練習できるものがあります。
例えば週二回を週一回にして、ほかの日は自宅で練習する方法が合う場合もあるでしょう。
ただし、先生の指導が必要な内容や安全に関わるものまで自己流にする必要はありません。
家庭で無理なく補える範囲だけ考えてみてください。
季節ごとの短期体験を活用する
何でも一年中続けなくても、短期間だけ経験する方法があります。
子どもが「一度やってみたい」という程度なら、短期の教室や体験で十分満足することもあります。
そこから本当に好きになれば、改めて長く通うことを考えられます。
親がやらせたいものと子どもがやりたいものを分ける
英語は将来役立ちそうだから親が続けてほしいけれど、本人はサッカーが一番好きということがあります。
どちらが正しいという話ではありません。
ただ、親の希望で通っているものが多くなっていないか、ときどき確認してみてください。
限られた予算なら、本人の満足度が高い習い事へ重点的に使う考え方もあります。
やめる期限ではなく見直す時期を決める
「嫌になったら考えよう」だと、何年も何となく続くことがあります。
半年に一度、年度末など、定期的に習い事を見直す時期を決めておく方法があります。
子どもへ「続けたい?」「最近どう?」と聞き、費用についても確認します。
続けたいならそのまま続ければいいですし、別のことをやってみたいなら切り替える機会になります。
減らすことを「できなくなる」と考えすぎない
習い事を一つやめると、その分だけ子どもの成長機会が減るように感じるかもしれません。
しかし、空いた時間に友達と遊んだり、本を読んだり、家族と過ごしたりすることも経験です。
何かを習っている時間だけが、子どもにとって価値のある時間ではありません。
習い事を選ぶときは「いくつ経験させられるか」より、「今やっていることを本人が楽しめているか」を大切にしてみてください。
習い事のお金についてよくある疑問
習い事に月いくら使ったらかけすぎ?
すべての家庭に共通する金額はありません。
同じ月3万円でも、収入や住居費、子どもの人数によって家計への負担は違います。
生活費や必要な貯金を確保したうえで、無理なく払い続けられるかを基準にしてください。
習い事をさせすぎるのはよくない?
数だけで良い悪いは決められません。
複数通っていても本人が楽しみ、休む時間も十分あるなら合っている場合があります。
一方、毎日疲れていたり、本人が行きたがらなかったりするなら数を減らすことも考えてみてください。
子どもが全部続けたいと言ったらどうする?
家計に無理がなければ続けても構いません。
難しい場合は、親だけで決めず「全部続けると家のお金が大変だから、一番続けたいものを考えよう」と年齢に合わせて話す方法があります。
お金の細かな事情まで伝えなくても、家庭には使える範囲があることを話すことはできます。
お金がないのに習い事を続けるべき?
生活費の支払いが苦しくなったり、借りなければ月謝を払えなかったりする状態なら見直したほうが安心です。
子どものための習い事で、家庭の生活そのものが不安定になる必要はありません。
習い事をやめさせるのはかわいそう?
本人が大好きなものを親の都合だけで突然やめると、悲しく感じることはあるでしょう。
だからこそ一方的に決めず、理由を説明して本人と相談することが大切です。
複数あるなら一番好きなものを残す方法もあります。
習い事のやめどきが分からないときは?
本人が長期間行きたがらない、始めた目的が変わった、家計への負担が大きくなったなどが見直すきっかけになります。
惰性で続けていないか、半年に一度程度は親子で話してみてください。
兄弟で習い事の数が違ってもいい?
必ず同じ数にする必要はありません。
子どもによって興味も性格も違うからです。
人数を同じにすることより、それぞれが何をしたいかを聞くほうが納得しやすくなります。
塾も習い事代に含めて考えたほうがいい?
家計を考えるときは、教育に関係する支出全体を見るほうが分かりやすいでしょう。
塾、スポーツ、音楽などを別々に見ると、一つずつは払えるように感じても合計額が大きくなることがあります。
習い事の道具代が高いときは?
まず、教室で指定品が必要か確認してください。
問題がなければ、状態の良い中古品や譲り受けられるものを検討できる場合があります。
子どもの成長ですぐサイズが変わるものは、特に買い方を考える余地があります。
発表会や遠征費を断ってもいい?
参加が必須なのか、希望者だけなのかによって変わります。
任意なら、本人の希望と家計の両方から考えて構いません。
参加しないことで普段の活動へどんな影響があるか分からない場合は、教室へ確認してから判断すると安心です。
習い事代を減らしたら子どもの教育に悪い?
費用を減らしたことだけで、教育に悪いとは言えません。
たくさん習うことより、一つのことを楽しんで続けるほうが合う子どももいます。
家庭での会話や遊び、読書など、お金を多くかけなくてもできる経験もあります。
まとめ
子どもの習い事にお金をかけすぎてしまうのは、「できるだけ多くの経験をさせてあげたい」という親心があるからです。
周りの子がいくつも習っていると、自分の子どもにも同じようにさせたほうがいいのではと不安になることもあります。
しかし、習い事の数や金額にすべての家庭へ当てはまる正解はありません。
大切なのは、現在の家計で無理なく続けられているかです。
まず、今通っている習い事を全部書き出し、月謝だけでなく道具や発表会なども含めて年間でどのくらい使っているか確認してみてください。
想像していたより高くても、すぐに全部減らす必要はありません。
次に、本人が本当に楽しんでいるもの、親の希望で続けているもの、何となくやめられず続けているものを分けます。
一番好きな習い事にはお金を残し、本人の興味が薄くなったものだけ見直しても構いません。
新しい習い事を始めるときは、月謝だけでなく年間で必要になりそうな金額も確認しておくと安心です。
また、兄弟がいるからといって全員へ同じ数を習わせる必要もありません。
それぞれの子どもが興味を持っていることを聞き、家庭全体の予算の中で優先順位を決めれば十分です。
もし習い事代のために生活費が苦しくなったり、毎月貯金を崩したりしているなら、一度立ち止まって考えてみてください。
親が無理をし続けることだけが、子どものためではありません。
習い事で大切なのは、できるだけ多く通わせることではなく、家族に無理のない範囲で子どもが「やってよかった」と思える経験を残すことです。
まずは今通っている習い事の中から、「本人が一番楽しみにしているものはどれだろう」と考えてみてください。
優先したいものが見えてくれば、残すものと見直すものも自然に決めやすくなります。

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